計算方法と採用方式

方式ID: sun-sign-tropical/規則版 1.0.0/対応年 1900〜2100

この12星座占いは、西洋占星術で「太陽星座」と呼ばれる区分を求めます。生まれた瞬間に太陽が黄道(天球上の太陽の通り道)のどの区画にあったかで決まり、春分点を 0° として 30° ずつ十二の区画に分けます。区画の定義は Alan Leo『Astrology for All』(1899年、ロンドン)p.8 によります。

黄道十二宮の区切り(原典 p.8)

原典は「黄道は、春分点から始まる 30° ずつの十二の等しい部分に分けられ、これを黄道十二宮と呼ぶ」と述べています。星座と黄経の対応は次のとおりです。

星座黄経入りの中気
♈ 牡羊座(Aries)0°〜30°春分(0°)
♉ 牡牛座(Taurus)30°〜60°穀雨(30°)
♊ 双子座(Gemini)60°〜90°小満(60°)
♋ 蟹座(Cancer)90°〜120°夏至(90°)
♌ 獅子座(Leo)120°〜150°大暑(120°)
♍ 乙女座(Virgo)150°〜180°処暑(150°)
♎ 天秤座(Libra)180°〜210°秋分(180°)
♏ 蠍座(Scorpio)210°〜240°霜降(210°)
♐ 射手座(Sagittarius)240°〜270°小雪(240°)
♑ 山羊座(Capricorn)270°〜300°冬至(270°)
♒ 水瓶座(Aquarius)300°〜330°大寒(300°)
♓ 魚座(Pisces)330°〜360°雨水(330°)

この区切りは「トロピカル(回帰)方式」と呼ばれ、実際の星空の星座(恒星)とはずれています。原典も「星座(constellation)と黄道十二宮(sign)は違う」と注意しています(p.8)。詳しくは太陽星座とは。

太陽の黄経の計算

  • 太陽の視黄経は、惑星運動理論 VSOP87(IMCCE 公開データ、打ち切り版)で地球の日心位置を求め、章動と光行差を加えて計算します。九星気学ツールの二十四節気と同じ計算です。
  • 入力の時刻は日本標準時(UT+9h)として扱い、地球時との差 ΔT を補正します。
  • 国立天文台 暦要項(令和7〜9年)の二十四節気の時刻と、分単位で一致することを自動テストで確認しています。星座の境界(中気)は二十四節気に含まれるため、境界の時刻もこの精度です。

境界の日の扱い

  • 出生時刻を入力した場合:その時刻の太陽の黄経から星座を一つに決めます。
  • 時刻を入力しない場合:その日の 0 時と 24 時(日本標準時)の黄経を求め、同じ区画なら星座を確定します。
  • その日に太陽が区画を移る場合(中気の当日):どちらの星座にもなり得るため判定を保留し、境界の時刻と前後の星座を示します。時刻を入力すると確定します。

海外で生まれた方は、現地時刻を日本標準時に直して入力してください(例:ニューヨークの夏時間 10 時は日本時間 23 時)。初版では時差の変換機能はありません。

原典の日付表との違い

原典 p.8 には「太陽が各星座に入り、出る日」の表(牡羊座 3月21日〜4月19日 など)があり、各章の見出しにも日付(牡羊座「March 20th to April 20th」など)が付いています。これは 1899 年当時の目安で、年によって境界は動きます(例:春分は 2025 年が 3月20日 18時01分、2027 年が 3月21日 9時25分)。このサイトは表の日付を参考として表示し、判定には太陽の黄経を使います。

性格の記述

各星座の性格は、原典第IV〜XV章「The Individual and Personal Character of the Sign …」の全文を、OCR テキストを原本の画像と照合して転記し、うらなひ編集部が日本語に訳したものです。要約を先頭に置き、英語の原文は段落ごとに折りたたみで示します。著者の見解の紹介であり、評価や断定は加えていません。

採用していないもの

  • 月星座、上昇星座(アセンダント)、惑星の配置、ハウス。出生時刻と出生地の経緯度が必要で、原典でも別の章の内容です。
  • サイデリアル(恒星)方式の区切り。
  • 原典 p.44 以降の星座の象徴論・支配星による性格づけ、第XVII章以降の月の位置による記述。
  • 今日の運勢・相性。原典にそれに当たる記述がありません。

出典とデータの範囲もご覧ください。