計算方法と採用方式

方式ID: kumasaki-1939-gokaku/規則版 1.1.0/画数データ版 2026.10.02-1

このサイトの姓名判断は、熊崎健翁『最新姓名学 : 開運の礎』(婦女界社、1939年)に書かれた五格剖象法を、原典の記述を直接確認できた範囲でそのまま実装しています。 五聖閣や他の流派による「熊﨑式」の公認や完全準拠を掲げるものではありません。原典の書誌と確認状況は出典とデータの範囲にあります。

五格の式

原典 p.116–119「姓名の五格剖象法」「五格剖象と其の實例」に基づきます。

格式原典の別名
天格姓の文字の画数の合計(吉凶を見ない)
人格姓の末字+名の首字主運
地格名の文字の画数の合計前運
總格姓名すべての文字の画数の合計(=天格+地格)後運
外格總格から人格を引いた残り(人格を作る2文字以外の全部)副運

三文字以上の姓や名でも同じ式を使います。原典は、外格を「姓の一番上の字と名の一番下の字だけを合せたもの」と誤解しないよう注意しています(五字・六字の姓名では間違いになるため)。 原典の實例(廣田弘毅、賴母木桂吉、永田秀次郎、有田八郎、吉田茂、乾新兵衛ほか)を期待値として自動テストにしています。

一字姓・一字名(假成の一)

原典 p.119–121。姓または名が一文字のとき、「假成の一」を補います。

  • 一字名のとき:地格に 1 を加える。
  • 一字姓のとき:天格に 1 を加える。
  • 假成の一は總格には加えない。
  • 外格は(天格+地格)−人格で、假成を含む。原典の實例(吉田茂=外格7、乾新兵衛=外格24、姓一字+名一字=外格2)と一致します。
  • 一字名の吉凶を見るときの前運は、假成を加えない名の画数そのもの(原典 p.123「地格と前運とは別だ」:原敬の例で地格14・前運13)。

詳しくは一字姓・一字名の計算をご覧ください。

吉凶を見る数と見ない数

  • 天格は吉凶を見ません。原典 p.127「天格は數理を論ぜず」:姓は祖先以来のもので一家一族が同じ数を持つため、81数の吉凶には当てはめないとしています。
  • 人格(主運)、地格(前運)、外格(副運)、總格(後運)を81数の数理表で見ます。原典が示す読む順序は、人格→外格→地格→總格です(p.126)。
  • 天格と人格、人格と地格の組み合わせによる変化(p.128–129)や三才・陰陽は、規則全体を確認できていないため初版では扱いません。

画数の数え方

原典 p.110–115 の規則です。

  1. 数字の漢字(p.110):一〜十は字形ではなく数のとおりに数えます(四=4、五=5、六=6、七=7、八=8、九=9、十=10)。百・千・萬・億・兆は通常の文字として数えます。
  2. 部首(p.111–113、p.229–232):偏・旁・冠・脚は「基本の部分」の画数で数えます。氵=水4、忄=心4、扌=手4、犭=犬4、王=玉5、ネ=示5、衤=衣6、艹=艸6、罒=网6、辶=辵7、阝(右)=邑7、阝(左)=阜8 など。部首以外の部分は形のとおりに数えます。この部首画数は康熙字典の部首画数と一致することを確認しました。
  3. 略字は正字の画数(p.114):「略字は總て正字の劃數によつて計算すべき」。新字体で入力された文字は、正字(旧字体)に置き換えて数え、結果画面に置き換えを表示します。俗字として字典に載っている字(与・国の俗字など)は字典の値を使います。
  4. 特殊な字(p.113):龍・雅などの筆勢上の小さな点は数えず、骨・鍋などの最小部は数える、酒は酉が主で10画、染は9画など。これらは字典の転記値に含まれます。

実際の画数は、原典第七篇「熊崎式姓名學應用字典」(p.233–315)から転記した値を使います。字典に載っていない文字は、Unicode の Unihan データベースから「康熙部首の画数+残りの画数」として機械的に導いた参考値を示しますが、原典と照合していないため吉凶の判定には使いません。 数え方の詳しい説明は画数の数え方にあります。

仮名・記号・異体字

  • ひらがな・カタカナ:原典 p.317「片假名の字劃算定」「平假名の字劃算定」の表の値を使います。「そ」「し」は書き方により2通りの画数が示されているため、利用者に選んでもらいます。
  • 々:直前の字と同じ画数で数えます。原典 p.57 の実例で、「佐々木賢一」を「佐佐木」と書き直し、佐7・佐7・木4(天格18)と計算しています。名の先頭など、繰り返す元の字がないときは計算できません。
  • 原典に決まりのない字は「現代の数え方」:熊崎式の原典(1939・1933・1931)には、次の字の数え方がありません。2026年10月に主な無料の姓名判断サイト 10 件を調べ、多数派の数え方を採用しました。画面では「現代の数え方」と表示し、原典で確認した画数と区別します。吉凶はふつうに判定します。
    • 濁点・半濁点付きの仮名:元の字の画数(原典 p.317)に、濁点は2画、半濁点は1画を足す(例:ガ=カ2+2=4、パ=ハ2+1=3)。霊理学派姓名研究会編『姓名学極秘伝書』(1940)p.90 にも同じ規定があります。
    • 小さく書く仮名(ゃ・ゅ・ょ・っ・ァ など):大きい字と同じ画数(調べたサイトはすべてこの数え方)。
    • 長音符「ー」:1画(調べたサイトはすべて1画)。
    • 「ゝ」は1画、「ゞ」は3画(「ゝ」1画+濁点2画)。カタカナの「ヽ」「ヾ」は戸籍の名前に使えない記号で、多くのサイトでも計算しないため未対応です。
  • 英字・数字:原典 p.228 は「英字その他の劃數は本書に必要のないものとして省略」としています。計算できないため、入力の時点で案内します。外国の名前は、ふだん使うカタカナ表記で入力できます。漢数字(一〜十)は原典 p.46 のとおり数の値を画数とします(七は7画、十は10画)。
  • 異体字セレクタ:無視して基底の文字で計算し、そのことを表示します。互換漢字(﨑 など)はそのまま扱います。NFKC のような一括の正規化は行いません。
  • 空白:前後と内部の空白は取り除いて計算し、そのことを表示します。
  • 入力上限:姓・名それぞれ6文字までです。

数理表と範囲

81数の解説は原典第六篇「姓名學の基礎數靈」(p.197–224)の各数の記述を転記し、うらなひ編集部が要約しています。原典には吉凶の一覧表がなく、各数の本文に書かれた語(「最大の吉祥」「最大の凶惡」など)を根拠に分類を付けています。根拠となる原文の語は結果画面で確認できます。

81を超える数は、原典 p.223 の「八十一數以上の數理は盈數八十を除き、最初の單位數に戻つて順次上記の數理靈動を應用する」に従い、80 を引いた数(82→2、83→3)で見ます。結果画面では元の数と見た数の両方を表示します。

確認状態の表示

表示意味判定
原典確認済み原典の字典・仮名表・数字規則から転記した画数行う
参考値Unihan 由来の康熙部首基準の画数。原典未照合保留(数は表示)
要選択原典が複数の画数を示す仮名選択後に行う
未対応画数を確定できない文字関係する格を計算しない

現在の収録数:原典確認済み漢字 2787 字、仮名 96 字、参考値 14555 字(2026-10-06 時点)。収録の進み具合は出典とデータの範囲で更新します。

採用していないもの

  • 三才(天・人・地の五行の配合)、陰陽配列、天格と人格の摩擦変化などの付加判定。
  • 100点満点のスコア、ランキング、的中率の表示。
  • 生年月日や性別による解釈の変更。原典は女性について一部の数で別の記述をしていますが、規則として整理できていないため初版では入力項目にしていません。
  • 他サイトの画数表や鑑定文の転用。