画数の数え方
姓名判断で使う画数は、学校で習う画数や漢和辞典の総画数と違うことがあります。このサイトが採用している熊崎健翁『最新姓名学』(1939)の数え方を説明します。
数字の漢字は「数のとおり」
原典は、四は字形では5画、五は4画だが、数字の漢字は「その本質の魂通りに」数えるとしています。一=1、二=2、三=3、四=4、五=5、六=6、七=7、八=8、九=9、十=10 です。百・千・萬などは普通の文字として数えます。
たとえば「八郎」の八は8画です。原典の實例「有田八郎」もそのように計算されています。
部首は「基本の部分」の画数
さんずい(氵)は形の上では3画ですが、「水」の4画で数えます。同じように、りっしんべん(忄)は心の4画、てへん(扌)は手の4画、くさかんむり(艹)は艸の6画、しんにょう(辶)は辵の7画、おおざと(阝右)は邑の7画、こざとへん(阝左)は阜の8画です。
部首以外の部分は形のとおりに数えます。「蓮」なら艹6+辶4(部首でない位置にあるので形のまま)+車7=17画、というのが原典の説明です。
この部首の画数は、康熙字典の部首の画数と同じです。原典 p.229–232 の部首表を康熙字典の214部首と照合して確認しました。
略字は正字の画数で
原典は「俗字」と「略字」を区別します。俗字は慣例として独立した字なので、その字形で数えてよい。一方、略字(いまの新字体に当たるもの)は正字を省略したものなので、正字の画数で数える、としています。
このサイトでは、新字体で入力された文字が原典の字典にない場合、Unicode の対応表を使って旧字体に置き換え、置き換えたことを結果画面に表示します。「沢」は「澤」、「郎」は「郞」として数えます。
特別な字
- 「龍」「雅」などの小さな引っかけや勾の点は、筆勢上自然にできるものとして数に加えません。
- 「骨」「鍋」などの最小部は数に加えます。
- 「酒」はさんずいではなく酉が主なので、形のとおり10画。「染」は木に属するので9画。
- 著者は自分の姓の「﨑」について、立と可を合わせた12画の俗字を祖先以来使っていると述べています。崎(11画)と﨑(12画)は別の文字として扱います。
仮名
ひらがな・カタカナは音を表す文字なので、その形のとおりに数えます(原典 p.115)。巻末の表では、ア・イは2画、ウ・エ・オは3画、い・ろは2画、はは4画、には3画、ほは5画です。「そ」と「し」は書き方によって2通りの画数が示されているので、このサイトでは利用者に選んでもらいます。
「々」は直前の字と同じ画数で数えます(原典 p.57 の「佐々木」の実例)。濁点・半濁点付きの仮名(が、ぱ など)、小さく書く仮名(ゃ、っ)、長音符(ー)は熊崎式の原典に決まりがないため、現代の姓名判断で一般的な数え方(濁点は元の字に2画、半濁点は1画を足す。小さく書く仮名は大きい字と同じ。ーは1画)で計算し、画面に「現代の数え方」と表示します。
このサイトでの扱い
原典の字典に載っている文字は「原典確認済み」、載っていない文字は Unicode のデータから導いた「参考値」として区別して表示します。参考値は上の規則とおおむね同じ考え方で機械的に計算したものですが、原典と照合していないため、吉凶の判定には使いません。詳しくは計算方法と出典とデータの範囲をご覧ください。