陽遁と陰遁

年や月の九星は時の進みと逆に、九紫・八白・七赤…と巡ります。日の九星は、一年の半分は一白・二黒・三碧…と順に進み(陽遁)、残りの半分は九紫・八白・七赤…と逆に進みます(陰遁)。

冬至と夏至で向きが変わる

園田(1934)は、冬至の近くの甲子の日から夏至の近くの甲子の前日までを陽遁、夏至の近くの甲子の日から冬至の近くの甲子の前日までを陰遁とし、昼が長くなっていく時期と短くなっていく時期に対応させています。青柳(1913)も「冬至から夏至までは、太陽が段々と地球に近づいて來る期間」として、向きを反対にするのは合理的だと述べています(太陽と地球の距離についての説明は原文のままの紹介です)。

60 日ずつの三元

陽遁・陰遁はそれぞれ 180 日で、60 日ずつ上元・中元・下元に分かれます。各元は甲子の日から始まり、陽遁の上元は一白、中元は七赤、下元は四緑から、陰遁の上元は九紫、中元は三碧、下元は六白から始まります(園田 1930)。

閏で調整する

陽遁と陰遁を合わせた 360 日は一年より約 5 日短いため、甲子の日が冬至・夏至から少しずつ前にずれていきます。園田(1930)は、ずれが約 30 日に達したとき、60 日の「閏」を入れて元に戻すとしています。閏の前半 30 日はそれまでの向きのまま進み、後半の初日(甲午)に前日と同じ星を重ねてから向きを替えます。

閏の扱いは流派や暦によって違い、高木(1925)は当時すでに日の九星の配り方が三、四通りあったと書いています。閏の期間の前後で、他の暦と日の九星が違うことがあります。

計算方法もご覧ください。